ダニ奮闘記

ダニとの日々をつらつらと記録します

はじまり

事の始まりは4月末


ある日ふくらはぎに虫に刺された跡が3つライン上にポツポツと現れていた


「おや?なんだこれ」


特に何も考えず虫にでも刺されたかな〜なんて思っていた。この時にはすでに大量のダニが発生していたことは知る由もなく。


その日から毎日1〜2個ずつ、時には10個近く謎の虫刺されを確認するようになった


もしかしてダニかノミか。

でもダニノミに当てはまる


○蚊よりも痒い

○痒みが1週間近く続く

○数カ所まとめて刺されている


これらが私には当てはまらなかった

なんなら痒みは無かった。

いつのまにか紅斑または丘疹が出来ていて

翌日には跡形もなく消えるか、3mmほどあった紅斑は針に刺されたほどの小さな赤い点に変わっているか。

痒みはほとんど無い、または蚊に刺された程度の痒みが気づいてから始めの5分間のみで1週間も続くようなことはなかった。


昔ノミに刺されたことがあったが、その頃よく目にしたノミのフンやノミ自体を発見することができなかったのでノミの可能性は除外した。


これは何に刺されているんだろう。

ネットで調べまくった結果出てきたトコジラミ、イエダニ、ヒゼンダニに怯えながら


○痒みに幅がある(痒い時痒く無い時がある)

○非常に小さな刺され跡

○同じところにたまに丘疹がぶり返す


これらのことから恐らくツメダニではないか。と自己分析することにした。



精神的な面や皮膚病の可能性も疑ったが実際毎日のように多少痒みのある発疹が出現するのでなんらかの虫に刺されているのは確かだった。


ダニだとわかればあとは退治するのみ。

まず行ったのは部屋と押入れの大掃除

私の部屋は六畳の和室になっており、

3年前に引っ越してきたときお金がかかるとの理由で箪笥や机などの大きな家具は一切置いていない。

洋服は引越しの時に使った段ボールに詰め、

本は畳の上に直接並べていた


押入れの収納も全て段ボールで済ませており部屋に出さない小物たちがごった返していた。


ダニが発生した原因は確実に自分にある。

面倒くさがりで綺麗好きでもない私の部屋は万年床が基本だし、その周りには服や食べたお菓子の袋ゴミなどが散らかっていた

並んだ本の上には大量の埃が積もっていたし、ダニにとっては大変居心地の良い天国のような部屋だったと思う。

よく3年も待ってくれたものだと逆に感心してしまう。

幸い万年床ではあったが畳にカビが生えることはなかった。本当に不思議な話である


その汚部屋を隅々まで片付け、掃除機をかけた。

毎日一緒に寝ていた猫は絶対に部屋に入れないようにしフロントラインを塗った。


バルサンを焚ければ一番早かったのではないかと思う。始めて刺された日から2ヶ月が経った今こんなブログを書くようなことも、無かったかもしれない。

けれど私の家は猫や犬にくわえ鳥やネズミまでいる動物園状態である

こんな状態でバルサンはとてもじゃないが焚けるわけがなかった。


ダニとわかればすぐさま対応することが肝心。奴らは一瞬で増えていく。

のに私はノイローゼ近くなりつつも被害の様子を見つつ割とのんびり対策を行っていた。


まずは部屋を片付け、布団乾燥機を買い乾燥にかけるも特に効果は見られず。

きっと退治できてはいるのだが畳についたダニがまた登ってきて刺しているのだろう。


ネットでダニアースとパウダータイプの駆除薬を買い畳に振りかけるもこれも特に効果はなく。表面のダニは死んでいると思うがやはり裏側から登ってこられたらなすすべがないのだ。


その間しばらく刺されない日が1週間ほど続き、退治できたのか、またはダニでは無かったのか?と淡い期待を抱いたがまた丘疹が現れ刺され始めた。


完全に病んでいたがもはや1ヶ月を過ぎるとなぜか順応してしまう。ダニ退治は行いつつもそこまで気にしないようになっていた

気にしすぎてノイローゼになると心がしんどいので。あまり気にしすぎず出来ることはしっかりしようと決めた。